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NKJK

自作紹介

 

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NKJK(1) (アクションコミックス(月刊アクション))

NKJK(1) (アクションコミックス(月刊アクション))

 
NKJK(2) (アクションコミックス(月刊アクション))

NKJK(2) (アクションコミックス(月刊アクション))

 

 【NKJK】誕生秘話…なんて言うと

ちょっと大袈裟かも知れませんが…

ダラダラと つづってみます。

 

お手透きの際にでも読んで頂ければ。

 

少しネタバレ注意です。

 

あ…

 

作品のイメージに余計な情報を

入れたくないという方は

ここから先は読まないほうが

良いかも知れません。

 

核心を突くような話は

あえて避けて書きますけど。

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数年前の ある日、

当時 担当してくれていた編集H氏との

打ち合わせ中、

『あれ?なんか H氏…やけに額に汗が…』

と、少し気になってはいたものの…

特に そこには触れず、

そのまま打ち合わせが終わって帰宅した

その日の夜、他の編集さんから

「H氏が東大病院に緊急搬送されて…」

との連絡が。

 

聞くと、

駅のホームで電車を待っている最中

なぜか意識が遠のき線路に転落、

電車が来るタイミングでは無かったので

大事には至らなかったものの

強打したアゴが綺麗に骨折。

 

『心配だし…東大病院なら近いし…』と

入院生活を余儀なくされたH氏の

見舞いに行こうと決めた時、

諸々の不安が よぎったんです。

 

「あれ?…まず…お見舞いって

 どうするのが良いんだろう…」

 

思えば《病院》という場所とは

特に縁が無い人生を送ってきた自分。

 

就職した経験が無いってのも

デカイんでしょうね、

そう言った場での

《社会人としての振る舞い方》も

イマイチわからない。

ネットで調べてもピンと来ない。

 

んでもって こう言う時に一番

足を引っ張るのが《自分の性格》。

この性格を、この場で

なんと形容したら良いのか…

言葉を選ぶのが難しいんですが。

自分の過去作【やまちち】に登場した

妖怪《やまちち》の性格が

まんま自分なので…

もし、なんか気になるようでしたら

ご購入を…スリスリ。

やまちち(1) (AKITA COMICS DELUXE)

やまちち(1) (AKITA COMICS DELUXE)

 

 

やまちち 2 (AKITA COMICS DELUXE)

やまちち 2 (AKITA COMICS DELUXE)

 

ちょっと話はズレますが、

自分はですね…

《人間観察》が好きなんですよ。

なんか…カッコ悪い発言ですけどね、

いい歳ブッこいて

「人間観察が好き」とか。

 

けどアレです…

《カフェ・ベローチェで

 ホットコーヒーを すすりながら

 道行く人を眺める

 オトナな人間観察~》

なんてのは…違います。

 それ…やれなくもありませんが

シックリきません、その手の

クールくさい《人間観察》は。

 

心理学者だとか

メンタリストだとか

占い師だとか

教祖みたいな

ちょいと上から目線の

達観してますよ的

《人間観察》ってのも違います。

 

例えるなら自分は こうですね。 ↓

 

《ロックオン》した人の

部屋にアポ無しで訪問。

で、

お邪魔させてもらっといて

勝手に その人の部屋の

模様替えをしようとする

そう言った《奇襲》に対し、

『相手が どう返すのか?』

を観る。

…そんなガキンチョ的な《人間観察》。

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 (奇襲の回のワンシーン ↑ )

 

いくら親しくても

《ロックオン》してない人には

自分から仕掛けたりはしないので、

そこは大丈夫だと信じたいところですが…

それでも当然 周囲から

嫌われたり

叱られたり

変な噂が立つ可能性はありますからね、

どうにかしなきゃなって

たそがれる時もあるんですけどね。

でも

《得られるモノ》と比べたら

それは もう仕方がないとしか

言いようがありません。

『どうせ みんな誰かに嫌われてるし…

 太陽系の小さな出来事…』

と開き直るしかないです。

小学生の頃から一貫して

こんな感じなので、もう

どうしようもないんです。

 

そのせいか、自分なんかと

親しくしてくれる人は…

精神的にオトナが多いなぁと。

 

ってゆうか《ロックオン》って

なんなんだって話なんですけどねw

『リアクションが読めないから

 気になっちゃう人』…

って感じですかね。俺的には。

 

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突入して

その人をガン見するのが

好きだから、ですかね…

オンラインゲームでのヤリトリとか

SNS等での文字でのヤリトリは

多分 他の人と比べて格段に

興味が薄いほうですね。

苦手。弱い。疎い。

ラジオや小説と言った表現物にも

距離を感じます。

LINEとかDMも、

一方的に しょーもないの送って

困らせたりとか。

 

まぁ…

 

そんなダメな自分なので、

《結婚式の感動的なシーン》だとか…

それこそ《お見舞い》と言った

いわゆる《粛々としたシーン》は

《親しき仲にも礼儀アリの塊タイム》

ですから…もう

《激しく場違い》なんですね。

 

そう言ったのを笑いにしてるのが

《志村けん》演じる

《変な おじさん》なんでしょうけど。

自分の場合は、

《変な おじさんを演じている》じゃなくて

《変な おじさん》ですからね、

シンプルに。

 

《新郎》だったり

《入院患者》である相手も

わかってますからね、

自分と言う人間が

《模様替えクソ野郎》って。

 

相手側も

『あ…模様替えクソ野郎が

 頑張って場の空気 読んで

 今回ばかりは神妙な面持ちで懸命に

 我を殺して親しき仲にも礼儀アリ

 してくれちゃってるwww』

ってなっちゃって。

とにかく気まずくなっちゃうんですよね。

要はムードが壊れちゃうんです。

 

《そう言った場に吉沢緑時は

 いないほうが吉沢緑時 含む皆の為》

 

それが賢明な判断と言うか、

正解なんでしょう…

だから、

場違いって わかっちゃいたのに…

結局、なんだかんだで

その時は行ってしまったんです。

H氏の見舞い。

 

さすがに詳細は控えますけど…

やらかしてしまった感、

否めませんでした。

看護婦モノの官能小説とか

差し入れしたんですけど、

なんとなく…うん、

シャレになってなかったかな

って感じです。

H氏は周りの編集者も一目置く

ド猛者なので、

イイ感じでコミックリリーフ役に

なれると思っていた俺の

陳腐な目論見なんて

「はいはい」って感じでした。

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その後、立て続けに

身内

地元の仲間

漫画活動仲間

愛猫

が大病を患い闘病生活を送るってのが

これでもかと続きましたが、

自分は その最中、

一切 見舞いには行けませんでした。

…行きませんでした。

H氏の見舞いで やらかしたから

と言う理由1つで…

ってワケではないんですが、

『自分みたいなのは会わないのが配慮』

…そう判断したからです。

 

会いに行くのは決まって退院後。

 

『それ、どうなの?薄情じゃね?』

と脳内ツッコミしつつ…

 

『けど…そう言ったスタンスは…

 恐らく生涯 変わらないだろうな』

とも。

 

ペラいのかも知れませんが、

そんな思い出、

溜まり続けてた葛藤が

【NKJK】の着想に いたった

経緯でごぜーます。

 

自分はノンデリカシーな

模様替えクソ野郎のままだけど…

見舞いにも行かない薄情者だけど…

 

デリカシー(品位)のある

キャラを描いて、

見舞いのシーンを描いて、

そうやって自分のダメな部分の

《作品での浄化》を、

いっちょ試みてみましょうかねぇ…と。

作り始めは そんな感じでした。

 

ただ、やっぱ それだけでは

いろいろと薄っぺらかったので…

そこに、現担当K氏の、

読み手側を代弁するかのような

様々な意見(配慮)が肉付けされて

【NKJK】の連載が始まった次第です

 

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《岡田あーみん御大》や

《植田まさし御大》の描く

《時として

 これっぽっちも配慮の無い笑い》が

好きで、自分も その手の作品を

作りたかったんですが。

まさか《配慮まみれの笑い》を

描く日が来るとは意外でした…。

 

あ~、あと意外と言えば、

読者層が見えにくい漫画を

まず好しとはしない編集さんが、

【NKJK】のネームを見せた時、

「それでもコレで連載 狙いましょう」と

背中を押して下さったのは意外でもあり、

なんだか嬉しかったですね。

 

【受付の白雪さん】の装丁で

お世話になったデザイナーの

竹内亮輔さんに、酒の席で

「それでも もっとデリカシーを…」と

《デリカシーアドバイス》を頂いたのも

今 振り返ると何気にデカかったです。

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【NKJK】は主に

《お嬢様感》《闘病感》《お笑い感》で

構成されてまして、

残りの《お笑い感》…

お笑いの要素について、なんですが…

自分は もともと漫画家か芸人の

どっちかになりたいなと思ってたんですね。

 

それで地元・長野の級友だった河合って男に

「オマエが上京したらコンビ結成する」って

約束したんです。男の約束ってヤツですよ。

けど河合が なかなか上京しなくて。

 

『じゃぁ…ま~漫画 描いてみっか』と。

 

そしたら漫画のほうで先に芽が出始めて…

っつか

とんでもねぇ雑草の芽だったワケですけど…

当時 気分はスッカリ漫画活動路線に。

よく考えたらTVに出るのとか…

出られるチャンスがあっても怖いから

なんだか嫌だなぁって。

 

その後 上京した河合に

「スマンが勝手に1人でヤッてくれ!

 吉本 入れ吉本…!」と…。

 

あれは鬼畜だったなぁと

ほんのり反省しております。

 

そんな河合も今では

長野じゃ《こてつ河合》って芸名で

それなりに知られたヨシモト芸人に

なっているみたいなので不思議なモノです。

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ちょこちょこ連絡 取り合ったり

会ったりしてますけど、

芸人は芸人で大変そうですよ。

ネタ、面白いんで機会があれば是非。

 

そんなこんなで芸人になれなかったぶん

いつか漫画で お笑いを表現 出来たらなぁ

と、思っていたワケです。

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 この【NKJK】を描いていて毎回

不思議だったのが、

《記憶が飛ぶ現象》でした。

そんな、

奇跡体験!アンビリバボーみたいな

大それた感じじゃないんですけど。

 

原稿に着手する前に、漫画の設計図を

描くんですね…それを《ネーム》って

言うんですけど。

そのネームってのを作る時、いつもなら

こう…ネームが完成したあと、

ネームを描いていた自分を

鮮明に思い出せるんですが…

【NKJK】のネームを描いていた時は

そのネームを描いていた自分を

あんま思い出せなくて。

例えるなら…

引っ越しした当初は意識しながら

家路を右折左折するけど、

時間が経って環境に慣れてくると、

何やらポケ~っと上の空でも

いつのまにか自分んチの玄関の前に到着

…みたいな。

そんな感じですかね。

…あれは一体。

 

脳内で何往復も

『この手順で描いていこう…』って

イメトレしまくったから…ですかね。

 

あ、

 

奇跡体験!アンビリバボーみたいな話、

ありました。

↑ こちらのサイトで

小説家の阿部和重さんが

【NKJK】について いろいろと

語って下さって…。

アンビリバボーなのが その内容。

担当との打ち合わせの内容が、

文章化しないでいた狙いが、

全部バレてる…

担当K氏と、照れ笑いしました。

「阿部和重さんって超能力者?」と。

阿部和重さん、

ありがとうございました。

 

最近 恐る恐るエゴサしたら、

ライターの中野晴行さんも

【NKJK】について

語ってくれてました。

漫画活動冥利に尽きます。

中野晴行さん、

ありがとうございました。

 

また、

このマンガがすごい!2017で

【NKJK】を推して下さった、

神保町の漫画専門店

株式会社コミック高岡 店長

市川祐治さんにも お礼を…。

担当K氏と お邪魔した際、

親切にして下さり嬉しかったです。

「【受付の白雪さん】もですけど、

 吉沢さんの描く

 挑戦的な作品、好きです。

 いつか認められる日が

 来ると信じ応援しています。」

と、言って頂けたのが

一生モノの励みになってます。

ありがとうございました。

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ってなワケで

とりあえず、おしまい。

(追記…するかもです)

 

今後も、自分の過去作や

連載中の作品について

野暮ったくない程度に

語っていくかもです。

 

では。