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ほぼほぼほろびまして

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自分、

ゾンビ映画・ドラマ…大好きなんです。

 

が、

最近その手の作品が飽和し

食傷気味になり…。

 

『なら自分が

 今までに無いゾンビ作品を作ろう!』

とDIY感覚で始めた作品が

ほぼほぼほろびましてでした。

 

『ゾンビ映画・ドラマって

 結局は人vs人になっちゃって

 も~派閥争いだの横恋慕だの

 俺的に そこマジどうでもいい…

 こちとら人vsゾンビが見たいのに

 どの作品も話が進むにつれ

 ゾンビ達は添え物に。

 そこがキツかったからなぁ…

 自分が携わるんだったら

 絶対そこを変えたいな。

 そう、ちゃんとゾンビそのもの

 向き合うゾンビモノを作りたい。』

 

その考えを担当さんにブツけたところ

 

「ならゾンビそのものに

 解明しがいのある

 なんらかの要素がなくては

 いけないのでは?」

 

とのアドバイスを頂き、

以前から関心のあった

衛生昆虫に目を向け、

そこから派生する形で

真社会性生物の習性

寄生生物(ウイルス)の習性

ゾンビに反映させるという

アイデアに辿り着いた次第であります。

 

元々 自分の立ち位置が昔っから

獅子身中の虫だったからこそ

思い付けたのやも知れません。

まんもすかなぴい。

 

性病に感染した人は

感染前より性行為をしたくなる、

トキソプラズマに感染した人は

性格が大胆になり事故に遭い易くなる、

そういった

人間が寄生生物・ウイルスに

いつの間にか

コントロールされている説

どこかでインプットしていて…

いつか使えるなと思ってたんですよね。

 

いろんな書物を読み漁りましたよ。

 

ただ、

その要素だけではペラいと言うか

超合理的な真社会性生物の対となる

超倫理的な人間側のドラマも

ブレンドされてないと

作品の風味が損なわれるので、

3.11の震災後のような互助精神

復興のイメージ

分母にしました。

海外のゾンビ映画・ドラマは

前述したように

結局は人vs人になってしまいますが、

狩猟民族の名残があり かつ

銃が身近に手に入る環境下の

連中ならば いざしらず、

おいそれと銃など入手できない

農耕民族の日本人を、

(3.11の時にでさえ

 暴動を起こさなかった日本人を)

海外のゾンビドラマ・映画みたく

肉体言語夜露死苦

ヒャッハーナイズさせるのって

いくら作り物とはいえ

リアル感 欠けてるよな~と。

 

 

ある生物の習性

復興

 

参考にしたのは

ワールドウォーZという映画です。

 

この映画は海外の評価は高いのですが

日本では評価が低いんだとか。

 

なんでも、日本の配給会社が上映前

なぜかゾンビモノというキモを隠し

ブラピカッコイイハァハァの

一点張りプロモーションをしたらしく

そのせいで

「ブラクラ観させられたかのような

 騙し討ちにあった」

と辛辣なレビューが

投下されまくったんだとか。

その真相は定かではないですが、

この映画は俺にとって最高でした。

何度も観ては脚本を分析したりしました。

以下しばらくネタバレ注意になりますが、

特に最高だったのは見せ場。

 

ゾンビ作品と言えば見せ場は

 

爆破、

迫る親玉、

乱射、

 

…まぁだいたい相場は

喧噪と決まってるんですが、

ワールドウォーZは

見せ場が無音なんです。

しかも

主人公が自販機のジュース飲みながら

廊下を歩く…たった それだけなのに

最高にクールな見せ場。

冒頭から基本

ワーワーピーピーギャーギャーの

ロードムービーかましといて途端に

クライマックスでクライを無くす。

主人公が

その勇気と洞察力と知性を以って

静かにゾンビのウィークポイントを

自己犠牲的に突く

 

この見せ場は絶対に

取り入れてみせるぞと誓いましたね~。

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ここからは完全に余談ですが、

くらげバンチに掲載されると

その下に応援コメントなる

匿名掲示板が登場します。

 

自分は これを

閲覧しないように心掛けてました。

あ~ゆ~匿名掲示板を観てる方々や

書き込んでいる方々は

「作者どうせ観てるんでしょ」

って決め付ける傾向にあるようですが。

 

まぁ世界第二位の競技人口を誇る

クリケットやってる人からすれば

日本人にとってもクリケットは

当然そりゃメジャーな競技だろって

決め付けるでしょうからね。

喩えが微妙っすかね。

 

そもそも自分は2ちゃんとかで

番号と番号が罵り合ってるのを

目にすると も~なんか

恥ずかしくなっちゃって

ダメなんすよね昔から。

 

まとめサイトみたいな

陽気な大喜利会場な感じなら

好きなんですけど。

 

匿名掲示板って決して

ポジティブなコメントだけじゃ

ないじゃないですか。

 

ちょっと言葉は悪いんですが

人糞みたいなコメントも

絶対あるんですよね…。

芸の肥やしにはなるんだろうけど

それにしたって

クセェもんはクセェっていう。

 

それ以上に

もし仮にコメント欄を見たとして

この先ズドーンと展開したい部分が

先に誰かに推理されてネタバレしてたら

もう大胆なネームが切れなくなるよなぁ

覚めるどころか冷めるよなぁ

とも思ったし…。

 

担当さんには

「ポジティブなコメントが多いから

 読むべき。」と言われましたが、

言い返しましたね…

「どんな美味しい寿司でも

 ひとカケラでも人糞が乗ってたら

 俺は その寿司が食えないんです。

 ひとカケラも

 人糞が乗ってないのなら

 喜んで食べますよ そりゃ。」

と。

 

結局なんやかんやで

担当さんに

スポークスパーソンを任せ

ポジティブなコメントだけ

いくつか抜粋して

読み上げてはもらいましたけどね。

 

あ、

PV数はズ~ッと上位だったようです。

最終回が一番だったとか。

えっへん。

 

ただ まぁね…う~ん…

PV数と売上が比例してくれたらなぁ。

…からの、スッ ↓

www.shinchosha.co.jp

自粛要請のコロナ禍で…

本屋さん閉まってるのに

本屋さんに行けないのに

単行本を出すのって、

プライベートライアンの冒頭感

ありますね…。

 

ただでさえアレな冊数にも

影響が出ちゃったくさいし。

嗚~呼っ。

 

でも そんな時期に

発売に携わって下さった方々には

感謝です心底。

 

もちろん

定期的に読んで下さったいた方々、

ポジティプなコメントを下さった方々、

ご購入して下さった方々にも

大大大感謝でございます。深々…。

 

めめめ…め…。