漫画活動…
ロクな結果を残せてない分際で
なんやかんや今まで25~30名ほどの
担当編集さんに
ついて頂いたんですが、
唯一の女性担当編集さんは
出没!アダチック天国 極の
Ⅰ島さんだけです。今んとこ。
連載開始当初は
『相手は女性…
時代はフェミッフェミ…
絶対にシモネタだけは
言わないようにしような自分よ。』
などとカタく誓ってたんですがね、
気が付けば
シモネタばかり言ってました。
いや、違うんです…
なんというか担当Ⅰ島さんが
リョクジヨシザワの本性を
ムキ出しにするのが上手なんです。
むしろ自分は
丸裸にされた被害者…
出没!アダチック天国 極の
内容について…ですが
それは まぁ読んで頂ければ解るとして
どんな打ち合わせ風景なのか知りたい
といった
舞台裏に興味を示された読者様が
結構いらっしゃいましたので
そこら辺に触れた話を
ここに残しておこうかと。
ある日
某出版社の某編集さんに
こう言われたんです。
「緑時先生は
売れてないだけの天才漫画家」と。
それを聞いた自分は
「天才漫画家」というフレーズに
めっちゃ嬉しくなって酔いしれて、
後日
竹書房のⅠ島さんとの打ち合わせの際
いつも通りの和やかなムードの中
「いや~こないだ某編集さんに
緑時先生は売れてないだけの
天才漫画家って
言われちゃったんですよ~!」
と意気揚々と伝えたんですね。
そしたら
急にⅠ島さんの表情が曇って。
「あれ?どうしたんすか?
目の前に天才漫画家が
いるんですぞ?ほれほれっ」と
ボケをカマしたんですが
Ⅰ島さん…なんなら うっすら目に涙が
たまってるかのようなガチの顔で
「緑時先生、売れてないって
言われたのに何を笑ってるんですか?
私は緑時先生が そう言われて
腹立たしいし哀しいです」
と。
天才漫画家と言われた部分だけに
浮かれまくってた自分は
Ⅰ島さんの意外な反応の真意が
その時あんま よく解らず。
後日 新潮社の
これまた敏腕な担当さんU谷氏(男性)に
「Ⅰ島さんにガチで注意されたんですよ~」
って経緯を伝えたら…
「僕だってⅠ島さんと同じ気持ちですよ…
そう言われて腹立たしいというか…
う~ん…そりゃ哀しい…え?
わからないんですか?
…
わからないんですね?
緑時先生らしいな…ははは」
と返されて。
これまた頭の中が「????」で。
うまく伝えるのが難しいんですが
仮に
売れなければ先は無いのに喜ぶなという
警告だったのであれば
「天才と思われてようが結局
売れなければ消えるので
喜んでないで
売れるよう頑張りましょう」
という言い回しになるはずで、
「腹立たしいし哀しい」という台詞は
あんまフィットしないんです。
そこで考えたんですが、
「Ⅰ島さん(と新潮社の担当U谷氏)は
【緑時の作品が売れないのは
担当編集の手腕のせいだと
別の編集にディスられた】という
解釈をしたのではなかろうか」
であるのなら
「腹立たしいし哀しい」という台詞にも
合点が いくぞと。
けど、なんだか
それだけじゃ足りない気がして。
で、さらに考えた結果
空気が読めない自分が踏ん張りながら
たどり着いた答えは以下であります。
「緑時の作品が売れないのは
担当編集の手腕のせいだと
別の編集にディスられた…
それは担当として
腹立たしいし哀しい
でも そう感じてる自分(編集)の
心情すら察せずにヒトゴトのように
馬鹿ヅラひっさげてハシャいでる
ノーフューチャーな緑時も
腹立たしいし哀しい」
…もうね、
これが正しかったとしたらですよ?
恐らく自分は
相当デリカシーの無い馬鹿で
優しさが欠落しているようですね。
そして
さては 自分…思ってた以上に
良い担当さんと巡り合えてたんですね?
って話っすわ。
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