前作の
ざんねんなこ、のんちゃん。が、
このマンガがすごいの
下のほうにランクインしたり
実写化したりしてくれたおかげか、
わりとスムーズに次なる連載として
始めさせて頂いたやまちち。
『知名度こそが魅力!』
という考えを持った
オゲレツマイナー妖怪やまちちと、
やまちちの自己PRに利用される
優等生幼女のどかの お話です。
構想の発端は、
お昼の番組 笑っていいとも!の
テレホンショッキングという
コーナーを観ていた時でした。
ゲストで呼ばれたタレントの
金子貴俊さん(この人 大好き)が
「有名人の名前をググり
ヒット件数を観るのが日課。
自分よりタモさんは件数が多い。
自分も件数を伸ばしたい。」
うろ覚えですが、確か
こんなような話をされてまして。
※まだツイッターやインスタが全然
普及してなかった頃の お話です。
まるでドラゴンボールに出てくる
スカウターのようで、
『こんな時代が来たか。』
と衝撃を受けました。
スカウター初登場回を読んだ時、
そのウェアラブルなデザインには
そそられるモノがありましたが、
戦闘力を数値化する機能は
『嫌だな~』と思いました。
たぶん
女性1人1人の女子力が全国で
何位なのか数値化されるスカウターが
あったとしても嫌ですね。
嫌っていうか
便利だろうけど、つまらない。
なんだかんだ食べログとか使ってても
ふと思うんです、
『とはいえ
計り知れない物事だらけのほうが
世の中スリリングで
面白くはあっただろうにな。』
って。
孤独のグルメを観終えたあとなんて
特に。
こういった考えって
平和ボケのウチなんでしょうけど。
鮎の塩焼きの串みたくブッ刺さって
抜けないんですよね…
ドラゴンボールのベジータの、
「貴様はスカウターに頼ってるから
目利きになれず成長できず
やられちまう」的な あの発言が。
パネマジ上等の風俗サイトくらいが
ちょうど良いのかも知れません。
やまちちは、当時の俺が
『スカウター社会 嫌だな~。
でも そうなるんだろうな~。
つまらない世の中になるな~。
ただ そんなニューウェーブに
懸命に乗ろうと もがき
わめくヤツがいたら…嗚呼
それは面白いだろうな~。』
といった考えから誕生した作品です。
つまり、この作品の中の
やまちちは俺です。