とっても、ざんねんなこ、のんちゃん。 (ヤングチャンピオン烈コミックス)
- 作者: 吉沢緑時
- 出版社/メーカー: 秋田書店
- 発売日: 2018/03/19
- メディア: Kindle版
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↓ ※ボツった書影
ざんねんなこ、のんちゃん。の
続編が、約10年ぶりに
とっても、ざんねんなこ、のんちゃん。
として復活連載…!
それが決まった時は嬉しかったです。
あの嬉しさは
他の連載が決まった時の嬉しさとは
質が違いました。
なんというか…
毎度
打ち切りを告げられるたびに、
また我が子を殺してしまった
といった気分になり、
しょ~こりもなく凹むワケですけども、
「おっほ~!蘇生したわい!」
って感じの嬉しさ…ですかね。
でも実際にスタートさせてみると
大変でした。
はじめ、何が どう大変なのか
自分でも謎でした。
でも描いていく内に、どんどん
その謎の答えが
わかって来たんです。
ざんねんなこ、のんちゃん。
も
とっても、ざんねんなこ、のんちゃん。
も、
日常に潜むトラウマ事案を
ほじくり出して読者にペーストする
といった、ブラクラ的要素満載の
こわいもの見たさクスグリマクリ系
ホラー作品です。
残念ながら
一般ウケってのはしてないんでしょうね。
ヒロインののんちゃん
ってキャラは、毎回うっかり
トラウマを発見・披露してしまう
自爆系被害者であり、
トラウマの媒介者です。
そして、のんちゃんは
自分の理想の女性像
でもあります。
過去…10年前は
理想の女性の心を掴んで
無茶苦茶にしたい!
という欲望が あったので、
スススッと描けたのですが…
そういった性癖とは別の性癖が
芽生えまくった現在の自分としては、
理想の女性を痛めつけたり
はずかしめたりるのは気が引けるなぁ
…と。
なので、そういった意味で
描くのが大変だった
ってなワケです。
けど、おかげで
前作のざんねんなこ、のんちゃん。
とは また違った風味の良い作品に
仕上がったなぁと思いました。
傷付けたくて傷付ける
ってのもアレですけど、
傷付けるのは気が引ける
けど傷付けるっきゃない
から傷付ける
ってほうが…
変態度が高めかも知れませんね。
個人的神回は
4話目:人を参らせる死の番人の仲間
と
8話目:徘徊の先
です。
漫画活動をしてきた中で、
自画自賛と言うか…
俺 成長したなぁと思えた回なので。
っつうか 定期的に
自分だけでも自分をホメてあげないと
溶けそう!
あ…単行本ではなく、
電子書籍のみでの販売となります!
是非!
↓ あと、作品の中は こんなのとか…
↓ こんなのとか…です。
ちなみに、自分は
●恥ずかしい系
●痛い系
●ごめんなさい系
●恐い(霊的・犯罪的)系
●気持ち悪い汚い系
と、トラウマを勝手に5種に
分けてまして、
それをですね…バランス良く
配合できたってのも
この作品の魅力かな、と…。
さぁどうでしょうか。
ではでは。